ディズニー映画「マイエレメント」
娘と観てきました!
すごくわかりやすくて面白かったです。
今回はマイエレメントを感じてみようということで、ホロスコープからあなたのエレメントを見つける方法をお伝えいたします。
エレメントとは
古代の西洋思想では、この世界は火・地・風・水の4つのエレメント(四大元素)から成り立つと考えられてきました。
西洋占星術では4つのエレメントを以下のように分類します。
・火 【精神性】 牡羊座、獅子座、射手座 ・地 【物質性】 牡牛座、乙女座、山羊座 ・風 【知性】 双子座、天秤座、水瓶座 ・水 【感情】 蟹座、蠍座、魚座
占星術では、自分の中にある10天体がどのサインに入っているのかを基準として、4つのエレメントのどれを持っているのかを確認します。
全体の比重や偏りを感じながら、自分のエレメントバランスを見ていきます。
エレメントは主にその人の価値観や内側で大切にしていること、物事を判断するときの基準などに反映されます。
火(牡羊座、獅子座、山羊座)
・象徴:精神性、情熱、直感、達成感、向上心、独立心
火は高く舞い上がる炎のように、上に上にと常に自分を向上させていくことに重きを置きます。
また火は軽く天(宇宙)とつながりやすいというイメージから、インスピレーションに優れていてひらめきや直感力を大切にします。
火は情熱ややり甲斐を重視し、物事の達成感が得られることを好みます。
チャッカマンのように瞬時に炎がつき(怒り)ますが、それは持続しません。(燃えやすく冷めやすい)あまり後に引くことなく、さらりとした気質です。熱く乾いています。
思い立ったら即実行したいという、衝動性となって現れることがありますが、気持ちは前向きで過去ではなく未来を思い描きます。
時間軸は「未来」
先見の明があり直感力が鋭く、こうありたいという「理想」を描きます。
何かを判断する材料は、それが「自分のありたい理想に向かっているのか?」「自分を成長させることにつながるのか?」「何かを創造できるのか?」など。
火の要素が過剰に出ると、冷静に立ち止まることが困難となり、配慮やデリカシーに欠け、イケイケゴーゴー猪突猛進に自分の意見を押し出そうとするかもしれません。
地(牡牛座、乙女座、山羊座)
・象徴:物質性、現実的、感覚、経験、物質的な豊かさ、慎重さ
地面は冷やし固める作用があります。火が上にのぼるように、地は下に下にと下降ししっかりと根を張ります。冷たく乾いた資質。
火と地の共通項は、切り離して上に上がる、切り離して下に根付くという他者から切り離し成り立とうとする独立心です。(火は向上、地は所有)
地の性質は、未来よりも「今ここ」に意識が向かいます。「これが何であるか?」より「これは一体何なのか?」と実際に見て触って感じて確かめようとします。
大切にする価値観は、自身が実際に感じて確かめて経験してきたこと。実用性や現実味を帯びていること。そして実際に触って感じて確かめられること(物質、お金)です。
非常に慎重で失敗を恐れます。確実性が欲しいのです。そのためにしっかりと計画し準備してから行動に移します。
「地に足がついた人」とはまさに地の性質を表現しています。どこまでも「リアル」を重視します。
経済観念や健康管理などもしっかりとされているでしょう。
誠実な資質があるので、この人に頼めは安心と思われる頼り甲斐のある人たちです。
時間軸は、「今」
何かを判断する材料は、自身の経験に基づきこれは安全か?失敗しないものか?
現実的で具体的かつ安心安全で平穏であることを大切にします。
また、自分の「信念」が重要な鍵となります。
他者の影響を受けるよりも、自分自身の経験や感覚が大きな判断基準となるでしょう。
地の要素が過剰に出ると、自分の視野が狭くなり、変化や冒険を避ける傾向が強まるかもしれません。また執着心も強まっていきます。何かを選ぶ際に判断する基準としては、損得勘定で選ぶことが多くなるかもしれません。
風(双子座、天秤座、水瓶座)
・象徴:知性、情報、コミュニケーション、合理性、言葉、客観的
英語ではair
本来は「空気」ですが、日本では「風」と訳されて広がっています。
空気は温かく湿っている性質。水を温めて蒸発したものが空気となるイメージから、軽やかで一箇所に留まらずに広がっていくさまが、風の性質をよく表しています。
火や地のように切り離して上や下に伸びるではなく、横につながりながら広がっていきます。
風と水の共通点は「人とのつながり」です。
風なので軽やかに上下関係などに縛られずに横のつながりで人々と交流していこうとします。
そこには必ずしも水の人々が求めるような心の交流が必要なわけではありません。
情報を言葉を通じてやり取りする。コミュニケーションを通じて知らない世界を広げるなど、風の人とコミュニケーションは切っても切り離せない関係性となります。
風の社交性は全体を正確に把握し、場の調和を保つ。客観的な視点に優れています。
客観的な視点に立てるということは、自分の主観的な感情と事実を一旦切り離して、事実を把握しようとする情報処理能力が特徴といえます。
ある意味合理的であり、風の性質が「ドライ」と言われる所以がここにありますが、決して冷たい人というわけではありません。
温かく湿っている性質なので、人との交流には価値をおきます。
ただ客観的視点に優れているというところが、感情優先の水多めな人からはどこか他人行儀で寂しさを感じてしまう点なのかもしれません。
風の人は知的好奇心が旺盛で、興味を持ったことにはとりあえずやってみようと四方八方にアンテナが立っています。
その場に留まることやルーティン行動が苦手で、時間や場所にも縛られたくないと思うでしょう。
風の特性がよく現れた場合には、「洗練された」という表現がピッタリきます。
風の3星座には「動物」のモチーフとなる星座がありません。
双子座は神様と人間の子供がモチーフで、天秤座は天秤、水瓶座は知恵の水が入った瓶です。
これも風の性質を想起させるわかりやすい例えではないでしょうか。
時間軸は「過去・現在・未来」
要はひとつの時間に縛られないのです。
何かを判断する基準として、「合理性」が鍵となります。
例えば家電を購入する際、商品に関する情報収集を行いスペックを比較検討してから、いちばん条件に合うものを購入するでしょう。
見た目が気に入ったから(水)、お買い得だから(地)、ピンときたから(火)、、、というよりも収集できる情報を瞬時に集め比較検討し、その中から最も理にかなったものを選び出そうとします。
風の要素が過剰に出ると、合理性を優先するあまり頭でっかちで理論にこだわりすぎてしまうかもしれません。理論や原理にとらわれがちになり、現実社会や身の回りのことに対して無関心になる傾向が強まります。
情報過多によって、優柔不断、注意散漫、神経過敏な性質が強まるかもしれません。
水(蟹座、蠍座、魚座)
・象徴:感情、心、思いやり、共感力、依存、優しさ、柔軟性、癒し
水は冷たく湿った性質。
水は入れ物がないとその場に留まっていられません。そのため水の人は、誰かと心と心でひっついていたい気質があります。
水は自然界のあらゆるものを浄化するパワーがあります。
水の人々は優れた共感力や浄化力で人々の癒しとなっていきます。
水の価値観としては、「感情」の交流がとても大切。
風と同様人とのつながりが重要ですが、水の場合は情報交換ではなく、心と心を通い合わせることが人間関係の充足度には欠かせないのです。
また感受性が強く、一緒にいる人の影響をもろに受けるタイプです。
良くも悪くも、その入れ物に柔軟に自身を合わせられる水。
また水は下へ下への流れていきます。そのため内向的で悲観的になりやすい特性があります。
何かを思い悩んだときに、風のように時間薬は期待できない。切り替えが難しく、いつまでもクヨクヨ引きずる傾向があります。
ですがその気質をうまく活かせは、すぐに諦めずに粘り強く取り組むことができるでしょう。
スポーツ選手など何度も諦めずに訓練が必要なことなどには、水の資質が発揮できます。
共感力が高く、抜群の柔軟性を持っています。人々の癒しの存在となれる水。
臨機応変に対応する能力も有しています。
時間軸は「過去」
何かを判断する基準として、好きか嫌いか?自分にとっての「快・不快」を大切にします。
水の要素が過剰に出ると、情に引っ張られて冷静な判断ができなくなってしまいます。
自分が不利な立場になっても、相手を優先したり、自己犠牲がデフォルトになることもありそうです。人間関係においても依存心が強まり、建設的な関係性が築きにくくなってしまうことも。
自分と相手の境界性が曖昧になってしまうでしょう。
マイエレメントを見つけよう
ざっくりと各エレメントの特性をお伝えしましたが、自分のエレメントは一体どれなのでしょうか?
実はエレメントはひとつだけではなく、最低でも10個の天体のサインから、エレメントを分けて見ていきます。
もっと詳しくいえば、持っている天体によって影響度合いが変わったり、アングルと言われる場所のサインも考慮します。
ここではざっくりとわかりやすく7つの天体のみ使用して見ていきましょう。
使用する7つの天体は、月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星です。
トイランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)は同じ世代の人は同じエレメントとなるため、ここではより個人の特性に特化した7つの天体に絞りました。
エレメントの見分け方
①出生図を準備します
(無料ホロスコープで検索すると無料で出せるサイトがたくさんあります)
②月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星のサイン(星座)をピックアップします
③以下の表を参考にして書き出します
《12サインとエレメント対応一覧》 牡羊座・・・火 牡牛座・・・地 双子座・・・風 蟹座・・・水 獅子座・・・火 乙女座・・・地 天秤座・・・風 蠍座・・・水 射手座・・・火 山羊座・・・地 水瓶座・・・風 魚座・・・水
ここでピンときた方がいるかもしれませんが、
12サインを「火→地→風→水」と順番に3回繰り返しています!(4×3=12)
④マイエレメントを探してみましょう
1)いちばん数が多いエレメントをチェック
2)「太陽」「月」が入っているエレメントをチェック
(実は単純に数だけでは決められません。太陽や月は数が少なくても比重は重くなるって感じです。)
結月のマイエレメント(例)
火・・・金星、土星、(海王星) 地・・・月、木星 風・・・水星、火星、(冥王星) 水・・・太陽、(天王星)、(アセンダント)、(MC)
私の場合、4つのエレメントは一見まんべんなく分かれていて、すぐにマイエレメントがわかりにくい状態となっています。
どこかのサインに偏っている場合は、割とはっきりと数の偏りも出てきますが、私と似たようなケース(区別しずらい)も多いと思います。
この場合は、天体の比重で探っていきます。
まず「太陽」「月」が入っているエレメントは数が少なくても、自分にとっては比重が重くなります。
私の場合だと、「地」と「水」ですね。
ただ私の場合はそのようにチェックすると、さらに全てのエレメントが満遍なく同じになっていきます(汗)
このような場合はちょっと上級テクになりますが、重要な感受点であるASCやMCも見たり、天体の品位などもチェックしたりして確認していきます。
これらを考慮してみていくと・・・
私のマイエレメントは「水」という結果になりました。
エレメントの組み合わせで生まれる化学反応
エレメントはどれが良くて悪いはありません。
エレメントの相性も一概に同じだから良くて、違うのが悪いというような単純なものでもありません。
ただ、「違いに気づく」ことで相手を理解できるようになり、相手の大切にしていることを尊重できるようになると私は思っています。
だからこそ、まずは「自分を知ること」が大切だし、「相手を知ること」も大切!
自分も他者も尊重するためにホロスコープを活用してほしいと思います。
では、異なるエレメント同士でどのような化学反応が起こりやすいのかをお伝えします。
気になるあの人、ご家族のエレメントも調べてみてね!
人と人が織りなす素敵な化学反応を楽しみましょう〜。
【火×地】 ・乾いた組み合わせ(切り離し独立する) ・多少の繊細さにかけることろがありますが、どちらも活動的です。どんな障害でも乗り越えて達成していこうとするパワフルさがある組み合わせ。 【火×風】 ・どちらも温かい組み合わせ ・火は空気でさらに燃え上がります。この組み合わせは、お互いを鼓舞させて成長させる組み合わせです。大きなビジョンを抱きます。 【火×水】 ・温かく乾いた性質と冷たく湿った性質(真逆) ・火は水により消火されます。一見難しい組み合わせですが、この組み合わせはクリエイター。ビジョンと深い感情の化学反応を楽しんでみてください。 ・気分や感情にはムラが出やすいので、それをわかっているとよさそうです。 【地×風】 ・冷たく乾いた性質と温かく湿った性質(真逆) ・共通点はどちらもある意味ドライで合理的で実利的、実践に向く組み合わせです。 ・自分のものだけにしたい地(所有欲)とみんなでシェアしたい風の違いをお互いに気づき、その時々でどちらを優先するのかを話し合えるといいですね。 【地×水】 ・どちらも冷たい組み合わせ ・この組み合わせは「安定」「癒し」が強化されます。責任もって人を養育する「教育者」として最強の組み合わせ。 【風×水】 ・温かく湿った性質と冷たく湿った性質 ・どちらも人との繋がりを大切にします。対人関係において最強の組み合わせ。
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