2025年1月12日
ドラゴンヘッドが2006年ぶりに魚座のお部屋に移ります
ということで
ドラゴンヘッドのことあれこれ記しておきます♪
ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルにまつわるあれこれ
2025年1月ドラゴンヘッド魚座入り
ドラゴンヘッド(テイル)の公転周期は約18.6 年
18年ちょっとで黄道12宮(12星座)を反対向きに移動して、
星座移動は、約1年半ごとに起こります
現時点(1月8日)でドラゴンヘッドは計算上牡羊座0度25分に位置しています
(牡羊ポイントに到達!!!)
あと数日でドラゴンヘッドは西洋占星術上の「魚座」に入るよぉ〜
ドラゴンヘッド魚座期間
【2025年ドラゴンヘッド魚座入り】
1月12日8時03分〜2026年7月27日
【前回のドラゴンヘッド魚座時期】
2006年6月22日〜2007年12月18日
(魔女の家®︎BOOKS「増補版21世紀占星天文暦」参照)
※上記日付はTureNode(真値による計算方式)を採用しています
※MeanNode(平均値)で計算した場合、2025年1月29日16時頃に魚座入りします
※真値と平均値では1〜2度の誤差が生じる
ドラゴンヘッド・テイルの基本的知識
まず最初に押さえておきたいこととして
ドラゴンヘッドやテイルは「天体」ではなくて
計算上導き出された重要な「感受点」です
「ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル」
または
「ノースノード・サウスノード(ノード軸)」
と呼ばれることが多いです
ノード(Node)・・・結び目
→月と太陽の軌道の「結び目」という意味示
ドラゴンヘッド(ノースノード)・・・
月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)の交点で、南から北へと横切るポイント
(月が昇っていく側=北側)
ドラゴンテイル(サウスノード)・・・
月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)の交点で、ノースノードの真反対側を横切るポイント
(月が降りていく側=南側)
ドラゴンヘッドとテイルは「対」になっています
ドラゴンテイルはヘッドの必ず真反対に位置するため、
ホロスコープ上ではドラゴンヘッドしか表示させないことの方が一般的です
例)ドラゴンヘッド魚座ードラゴンテイル乙女座(魚座と乙女座は対極にある)
ドラゴンヘッドとテイルは片側だけで見るのではなく、
一本の筒のようなもの(竜の胴体)として捉えるとよいでしょう
→そのため「点」ではなくノード「軸」として扱います
ドラゴンヘッドの公転周期
ノード軸は黄道帯上を順行と逆行を小刻みに繰り返しながら、
全体としては約18.6年かけてゆっくりと「逆行」して進んでいきます
(牡羊座→魚座→水瓶座→山羊座→射手座→蠍座というように12星座を逆向きで進む)
ドラゴンポイントの付近で起こる「新月/満月」は「日食/月食」となり、
2025年は魚座ー乙女座で日食/月食が見られます
《2025年の食》
2025年3月14日乙女座満月(皆既月食)/3月29日魚座新月(部分日食)
2025年9月8日魚座満月(皆既月食)/9月22日乙女座新月(部分日食)
ドラゴンヘッド・テイルに関する神話
インドにおける不老不死の酒(アリムタ)を巡る抗争が起きたとき、
魔神ラーフがアリムタを盗み取ろうとしたところを
月神チャンドラと太陽神スーリアが阻んだ
それを根にもった魔人ラーフは常に月と太陽を追いかけるようになり、
時々月と太陽を飲み込んでしまうために
日食・月食が起こるようになったと言われている
(諸説あり)
ヒンドゥー教徒たちは、ノードを巨大なドラゴンと見立て
「ドラゴンヘッドは竜の頭(ラーフ)」
「ドラゴンテイルは竜の尻尾(ケートゥ)」として
永遠と二つの発光体(月と太陽)を飲み込むことを切望し
天空を飛び回っていると想像していたそうです
これらのことより
ラーフは最高度に激しい欲望や
私たちを支配しようとする衝動を
象徴していると考えられるようになりました
人間の本質的な自己(私たちの太陽と月の機能)を呑み込む
可能性すらあると言われている
(特にインド占星術では)
西洋占星術的見解
一方
西洋占星術の場合はノード軸の解釈には様々な見解があります
結月が参考とさせていただいている解釈例としては、
- アメリカのスピリチュアル占星家:ジャン・スピラー氏
ドラゴンヘッド・・・今世の課題、未知な領域、縁が広がるポイントなど
ドラゴンテイル・・・過去生や転生において魂が培ってきた経験の蓄積、カルマなど
- アメリカの心理占星家:ノエル・ティル氏
ノード軸・・・公衆、ご縁、ノード軸とのアスペクトは母親との関係性を示唆する場合もある
- 日本占星術界の重鎮:石川源晃氏
石川源晃先生は基本的に小惑星や感受点を増やしすぎない読み方を推奨しています
(石川先生の書籍で、ホロスコープを汚す擬似天体というような表現で
独自の見解を展開されています。
詳しくは「演習占星学入門」(平河出版社)をご参照ください)
それでも「天体の引き合い」(相性を読む時の手法)では、
ドラゴンヘッド、テイルを使っています
こちらもやはり「ご縁」として良くも悪くも関わってくると読みます
(テイル側は足を引っ張る可能性のある縁としてもですが・・・)
などを採用しています
占星家によって様々だと思いますので、
自分がしっくりくるものをチョイスしたらいいですね
いずれにせよ
ヘッド・テイルのどちらがいい悪いというよりも、どちらかに偏るというよりも、
シーソーのようにその時々で比重を変えたり、
バランスを取ったりと行き来しながら、
今回の人生をかけて自分のヘッドとテイルの
サインやハウスに関する事柄(テーマ)を
統合していく
ことができるといいなぁ〜って思っています!
ノード軸移動と向き合うと良いテーマ
個人のチャートに関するノード軸は
個人の魂の進化に関する課題や
取り組むと良いテーマとして読みますが、
現在運行中のノード軸移動では、
滞在するサインにおける約1年半の
「社会全体のテーマ」として捉えることができます
2025年1月〜2026年7月頃に意識すると良いこと(一例)
- 思いやりを大切にする
- 時には大いなるものに降伏してみる(サレンダー)
- 共感力を磨く
- 慈悲・慈愛の精神を大切にする
- 批判精神を緩めてみる
- 世の中には白黒つかないことや整合性がないものがあることを受け入れる(清濁合わせ呑むことも時には必要)
- 全てが細かく自分の計画通りに進まなくても、寄り道もまたたのしいものだと、宇宙の流れに身を委ねてみる(なるようになるさ、ケセラセラ)
- 音楽、絵画、映像などの芸術に触れてみる(「心震える」を自分なりに感じてみる)
- 心身の癒し(内面、肉体のどちらも)
ドラゴンヘッド・テイルは「ご縁」もあらわすので、
今年〜来年の不思議な(魚座的な?)出会いも、コントロールを手放して
宇宙の流れにお任せしてみるとおもしろそうですね!
《今回の記事の参考書籍ご紹介》
- 「増補版21世紀占星天文暦」ニール・F・マイケルセン著 魔女の家®︎BOOKS
※価格が高騰しており紹介リンクが該当しませんでした
- 「演習 占星学入門」石川源晃著 平河出版社
- 「占星術と神々の物語 ホロスコープの中の元型」アリエル・ガットマン、ケネス・ジョンソン著 伊泉龍一・nico訳 フォーテュナ
- 「ルネーション占星術」鏡リュウジ著 説話社
- 「魂のブループリント」エルアシュール著 ヒカルランド
(注:私が購入した書籍の新装版が発売されていましたので、新装版をご紹介いたします)
- 「前世ソウルリーディング」ジャンスピラー著 東川恭子訳 徳間書店
(※当サイトはアフェリエイトを運営しております)
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